マリかえ。

 「たまにはあなたから襲われてみたいものですね」
 微笑を湛えながらそう言ったマリアにかえでの頬が一気に朱に染まる。
 「わたしが?あなたを?」
 「ええ。駄目ですか?」
 「駄目…ではないけど」
 とは言っても直ぐに切り替われるものではない。
 かえでは一つ息を吐くとベッドに押し倒すように唇を奪った。

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