昴サジ2。サジ視点。

 熱がまだあるのに独り残されるのが辛い。
 まだアイツの熱とか匂いとか躰に残された痕が消えないうちに出て行くアイツの背中を見送って。
 肌に残るアイツのモノだってシルシに触れ現実だった事を確かめる。
 …なぁ、昴?
 …アタシが寝付くまで帰るのは待ってくれないか?
 アンタの背中を見送りたくないんだ。

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