ロ花(灰)。

 「まだ駄目か?」
 水面を見つめる花火にロベリアが言う。
 「以前ほどではないですよ?」
 そう微笑んで返す花火。
 「以前ほどでは、か」
 そのロベリアの呟きに気付いて花火が言う。
 「…もし動けなくなってしまっても、ロベリアさんがいらっしゃいますから」
 花火の言葉に笑みを浮かべると、ロベリアは頷いた。

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