ロベグリ16。

 目で求められているのは解っている。
 指に絡みつく熱情がそれを示していて。
 「…どうして欲しい?」
 目に涙を溜めながら頭を振るグリシーヌ。
 「言えないって?」
 熱の中心に指を埋めて敏感な其処の寸前で止める。
 「…たの…む…もう…」
 掠れ声でようやくそう言ったから赦してやる。
 「ああ。楽にしてやる」

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