ソファで横になるロベリアの上に乗るグリシーヌ。
「どうした?アンタにしちゃ積極的じゃないか」
「そなたがいつでも余裕なのが気に食わない」
「へぇ。どうしてくれるんだよ?」
ニヤニヤとグリシーヌの髪を弄るロベリア。
言ったもののどうしていいか分からないグリシーヌ。
震える手をロベリアに伸ばす。
震える手でロベリアの頬に触れる。
「それで?」
ニヤニヤと笑うロベリア。
「…少し黙っててくれ」
おずおずとロベリアに顔を近付けそっと唇を重ねる。
唇を離した後にロベリアが言う。
「…今のキスで満足しろって言うのか?」
一気に赤面するグリシーヌ。
「…すまなかった」
そうロベリアの胸に顔を埋めた。
「もう良いのか?」
揶揄するようにそう言ったロベリアに、朱く染まった顔を隠すようにグリシーヌが言う。
「…恥ずかしくて死にそうだ…」
その言葉に舌打ちをするロベリア。
「ちっ…。アタシを煽ってくれるよな、アンタは」
半身を起こすとグリシーヌを引き寄せ、貪るように唇を奪った。
「責任とれよ?」