マリ姫。

 「マリアさーん!」
 「どうしたの?織姫」
 来るなり座るマリアの肩に頭を寄せる織姫。
 「マリアさんにくっつきたくなっちゃったんでーす」
 マリアはその言葉に微笑むと本を閉じて織姫の髪に指を絡ませて囁く様に言った。
 「…どれくらい?」
 その声に半ばうっとりしながら織姫が答える。
 「いっぱいでーす…」

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