ロベグリ1。

 キスさせろと言うから待っている。
 薄目を開けてちらと見ると緊張した顔。
 キスなんて数え切れない程したっていうのに堪らない。
 肩に置かれた手もそっと重ねられた唇も震えていて。
 離れていく唇に情動を煽られる。
 「…アンタのキスは堪らないね、グリシーヌ」
 唇を舐めてそう言うと、切なげに口を開いた。

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