大マリ。

 「隊長は誰にでもお優しいですよね」
 マリアが唐突に言った。
 「姉さんにそう言われて育ったからね」
 「日本人にしては珍しいですよね」
 「ああ。そうかもしれないな。でも、突然どうしたんだい?」
 「いえ…」
 そう苦笑するマリア。
 「大丈夫。俺はマリアが好きだよ」
 そう微笑んだら、嬉しそうに頬を染めた。

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