昴新1。

 「それでは、昴さん。失礼します」
 そう僕をホテルまで送り届けて帰ろうとした新次郎のベストの裾を気付いたら掴んでいた。
 「昴さん?」
 「…君は昴をただ送るだけなのかい?」
 僕の言葉に一瞬遅れた後。
 一気に赤面する新次郎。
 新次郎の手を引き、エレベーターの扉を閉めネクタイを引き寄せキスを奪った。

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