大メル。メル誕前夜祭4。

 小さく鼻を啜る音が聞こえてきて、見るとメル君が詩集を読みながら泣いている。
 その姿が可愛らしくて思わずいつまでも見ていたくなるけど、その気持ちを抑えてそっとハンカチを差し出す。
 急に差し出されたそれに驚いた顔を見せた後、恥ずかしそうにはにかむのメル君の表情の方がもっと好きだからだ。

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