大花。

 「皆から散々お祝いされたと思うけど、それでもお祝いさせてくれるかい?」
 大神がそう言うと、花火ははにかんでから頷いた。
 「誕生日おめでとう、花火君」
 「…ありがとうございます」
 頬を染めて微笑む花火を愛おしそうに見つめる大神。
 そして、思う。
 来年もまたこんな風に祝えますように。

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