ロベグリ。

 「ったく、いつもどうしてたんだよ」
 グリシーヌの髪を拭きながらロベリアが言った。
 「…その、花火に頼んでいた」
 面目なさそうにグリシーヌが答える。
 「はん。これだからお嬢サマは」
 そう鼻で笑った後。
 「まぁ、これからはアタシに言えよ」
 そのロベリアの言葉にグリシーヌは小さく頷いた。

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