花グリ。

 「ねぇ、グリシーヌ。目を閉じてくれる?」
 「こうか?」
 唐突にそう言った花火に何の疑いもなく目を閉じるグリシーヌ。
 花火はそれを見て微笑むとグリシーヌに顔を近付けてその唇を舐めた。
 思いも寄らないその感触に驚いて目を開けるグリシーヌに花火が言い放つ。
 「…少しは疑う事を覚えても損はないわ」

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