ロ花(白)。

 風が吹き抜けて思わず目を瞑る。
 次に目を開けると、さり気なく私の盾になってその人が前を歩く。
 そういう優しさが嬉しくなって私は思わず笑ってしまった。
 「何だよ?花火」
 「いいえ。ありがとうございます、ロベリアさん」
 私の言葉にロベリアさんは照れ臭そうに腕を上げて再び歩き出した。

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