新昴。

 「もうすぐで昴さんのお誕生日ですね」
 「まさか年齢を聞くなんて無粋な事をしないだろうね」
 昴のその指摘に頭を垂れる新次郎。
 「…すみません」
 呆れ顔で昴が言う。
 「過去よりも君と出逢ってからの時間を僕は気に入っている。それじゃ駄目かい?」
 その言葉に新次郎は目を輝かせたのだった。

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